「この建物は、地震が起きても大丈夫」
「何度も確認したから、大丈夫」
など、「大丈夫」は、
しっかりしているさま、
危なげがなく安心できるさま、
また、間違いなく、確かなさまを表します。
これは、もともと仏教語です。
『華厳経』に、
「もし諸の菩薩、この法に安住すれば
即ち、大丈夫の名号を得ん」
とあるように、菩薩の名号の一つです。
菩薩とは、上には自らの悟りを求めながら、
下には衆生の救済を願う修行者のことです。
私たちも、
人に真の安心を与える菩薩のように、
身近な人や大切な人に、
「もう、大丈夫だから」という、
間違いのない安心処を与えたいものです。