「自由に行動する」「自由な発想」などと使われる「自由」は、「他からの強制・束縛・支配を受けず、自らの意志や本性に従っていること」とされます。
「自由」は、もともと仏教語です。
「由」には、「基づく」「由る」という意味があり、「自由」は、「自分自身を依処とする」という意味になります。
つまり、「他の何事にもとらわれない心を手に入れた者」、即ち、悟りを得た御仏のことを指しています。
人の心は常に何かにとらわれ、完全に安らぐことはありません。
欲や感情に心乱され、実は、「不自由」なのです。それ故、思い通りにいかず、悩み苦しみます。
御仏のように、真に「自由」を得るために、日々精進して、心を磨いていくことが大切です。