「人に迷惑をかける」など
現代では、ある行為によって、
他の人が不利益や不都合を受けたり、
不快になったりすることの意味に使われます。
これは、もともと仏教語です。
『華厳経』『法華経』などの経典にも登場する
「迷惑」ですが、もとは、
サンスクリット語「ブラン」の訳語で、
「心の迷妄。あちらこちらに動くこと。
よろめくこと」という意味です。
道理に迷い、どうしてよいか分からず、
途方に暮れる様子を表しました。
実は、「迷惑」は他人にかけているのではなく、
煩悩や執着によって惑い、
それ故に迷い苦しむ凡夫、即ち、
自分自身にかかっているといえます。
「迷惑」することなく、
周囲の人々の燈となっていきたいものです。
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