「決勝戦で勝利する」「勝利に導く」など、「勝利」という言葉は、「戦いや争いにおいて、相手に勝つこと」として使われています。
これは、もともと仏教語で、「勝れた利益」を意味しています。
このように本来の意味が失われたのは、今の人々が、何が本当の利益なのか、また、何が人生の幸せなのかを見失った結果なのかもしれません。
私たちは、目先の勝利だけを追い求めることなく、お釈迦様が示された「真実の利」である涅槃を目指して、人の道を誠実に歩み、人生において「勝れた利益」を得る「真の勝利者」となりたいものです。