「野球の醍醐味を味わう」、「読書の醍醐味を知る」など、本当の面白さや、深い味わい、物事の真髄を表す「醍醐味」。
これは、もともと仏教の言葉で、お釈迦様が、最上の教えを表すため、「五味の喩え」に用いられた語です。
インドでは、古来、動物性タンパク質を補うため、牛、または羊の乳や、発酵乳製品が好まれました。
「五味」とは、チーズやヨーグルトのような発酵乳製品を精製する過程における五段階の味のことです。
乳味・酪味・生酥味・熟酥味・醍醐味をいい、「醍醐味」は、最上級の味を意味します。
仏教の素晴らしさをもっと知り、その醍醐味を味わいたいものです。